アメリカのリーディング・メソッド

音楽ライター山本美芽が、アメリカ在住の5年間に学んだリーディングメソッドについて綴ります。

コンプリヘンションが問題だ!!

リーディングについていろいろ調べ始めるうちに、「コンプリヘンション」(comprehension)という言葉をやたらと聞くようになりました。

理解、把握、会得、理解力、というような意味で使われます。

英語が母国語でない子どもの多くは、コンプリヘンションが弱い傾向にあるといいます。いやはや私自身も、音読だけだったらわりとスラスラ読んでいるんだけれど、話の筋がいまいちピンときていなくて、読み返したりすることがあります。

先日の記事でも紹介したARクイズのようなものは、このようなコンプリヘンションを確認するためのものですが、要するに、意味がよくわかってないいとだめなわけですね。

そこで今日は、娘に本を読んで聞かせながら、日本語でしつこく内容チェックをしていきました。snoreって何?(いびき)とか、いちいち全部日本語で確認します。

すると、上手に音読できているのに、よく意味がわかってない箇所がぼろぼろぼろぼろ。こんなにわかってないのかーと愕然。

日本語訳をするのが大事だなんて話は最近アメリカに来てからあまり聞かなかったし、いちいち辞書をひきながら読んでいる暇なんてないのも現実です。

でもだからといって、いつも読み飛ばしの適当ないいかげんリーディングではだめかも。ときどきはみっちり意味を確認したほうがいいかも、と思いました。

15分ぐらいかかって、6−7ページしか終わりませんでした。これは時間がかかりますね。

今日のリーディングで読んだ

What a Trip, Amber Brown (A is for Amber)

What a Trip, Amber Brown (A is for Amber)

本はこちらです。1年生の担任の先生に、きのう借りてきました。

鼻くそをほじるとか、赤ちゃんがドライブ中におむつを汚して車の中がくさいとか、いびきがうるさいとか、低学年が喜びそうな下品なフレーズがあちこちに出てきて、娘は爆笑してました。

このアンバーブラウンちゃんのシリーズは、お上品なマジックツリーハウス系ではなく、困ったちゃんでいたずらなJunie.B系なのかも。まだ1冊読んだだけですが。

ただし、でたらめ英語が混じっているJunie.Bとは違って、英語そのものは正しいものが使われています。