アメリカのリーディング・メソッド

音楽ライター山本美芽が、アメリカ在住の5年間に学んだリーディングメソッドについて綴ります。

帰国子女がみんなやたらといい学校に合格している理由

これも和田秀樹さんの本に書いてありました。

「早稲田や慶応の文系学部ならば、英語さえしっかりやっておけば、二番手、三番手どころか、高校と名のつくところならどんな学校からでも早慶に合格できることを断言しておく」

アメリカで知り合ったお友達で、中学・高校生のいらっしゃるお宅は、みんな帰国して日本の受験に苦労しているのですが、早稲田や慶応などに軒並み合格しているので感心します。いやあ、たいしたもんです。
それにしてもみんな揃いもそろって。帰国受験ってやっぱり有利なのかなあ。とか考えていたのですが。

実際のところは、日本の大学入試では英語がものすごく重視され、アメリカで現地校に行って半ばノイローゼになりつつも逃げ場のない状況で毎日7−8時間英語漬けの日々を数年間過ごした生徒たちの英語力が、日本にいないことで犠牲になる国語力を有り余って高く評価されている、ということのようです。

帰国してからの英語保持はとにかくお月謝がかかり、成果も目にみえづらいし、どうしようかと迷いが出るところですが、大学受験までを見渡すと、日常生活に支障をきたさない範囲で、できるだけ続けておいたほうがよさそうかなという気がしました。