アメリカのリーディング・メソッド

音楽ライター山本美芽が、アメリカ在住の5年間に学んだリーディングメソッドについて綴ります。

清水真弓さんの著書はアメリカのリーディングメソッドに基づいている

メルマガなどでもずっと拝見していた清水真弓さんの英語子育て本「わが子を英語ができる子にする方法」が発売になり、早速読んでいました。

まゆみさんの名前で検索すると九州大学のお医者さんなんですよね。事実かどうかはわかりませんが、そうとうに頭のいいワーキングマザーがわが子をバイリンガルにすべく取り組み開発したメソッドといえると思います。

3歳で英検5級、というのがキャッチフレーズなんですね。「ええっ!?」とのけぞりました。これはまさにもとの頭がよくないと、アメリカ人の3歳だって、全員は無理ですよ。

読んでみて「これはすごい」と思いました。日本で普通の小学校に通いながら英語を勉強したまゆみさんのお嬢さん、どうみても、アメリカで暮らして現地校に通っている日本人小学生の平均よりも上をいっています。このレベルよりも上をいっているのは、日本語が苦手になって母国語が英語になってしまっているお子さんぐらいでしょう。

子どもが英語を忘れちゃうからどうしたらいいのか、と帰国子女のお母さんたちは悩んでいますが、国内で、英語教室には週1で、普通の小学校に通いながらここまでというのは、脱帽です。

そこで結局重視しているのが、リーディングです。まゆみさんのやっていることは、アメリカの小学校でとにかく読め読め読めと毎日ひたすら読ませている、量をたくさん読ませる、というのを実践されていて、アメリカのリーディングメソッドと基本的に同じ考え方でやっていらっしゃいます。

また、オーディオブックを活用されています。親の読み聞かせにも限界があるし、発音もネイティブだし、オーディオブックをがんがん活用していくのがいいとこの本を読んで気づきました。

この本のどこがどうアメリカのリーディングメソッドと関連しているのか、引き続き書いていきたいと思います。

帰国子女をお持ち、子どもの英語保持に悩むお母様は、必読です。

わが子を「英語のできる子」にする方法

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