アメリカのリーディング・メソッド

音楽ライター山本美芽が、アメリカ在住の5年間に学んだリーディングメソッドについて綴ります。

帰国子女がみんなやたらといい学校に合格している理由

これも和田秀樹さんの本に書いてありました。公立小中高から東大に入る本―本当の学力が身につく勉強術作者: 和田秀樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2002/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る「早稲田や慶応の文系学部ならば、英語さえし…

日本の大学入試までに必要な英単語は5000

私が受験したころは「でる単」などを暗記して一生懸命単語を覚えたものですが、リーディングで英語の本を多読するようになると、自然と単語というのは覚えるもので、こうやって覚えちゃった単語で大学受験まで突破できれば楽だよなあ、と思います。そこで和…

英検は準1級を高校までに

帰国直後の1月に、小2の娘に英検3級、私は準1級を受けて、なんとか合格しました。 最近どんどんスピーキングの力が落ちているような気がするので、娘は準2も受けさせれば良かったかなー。 最近いろいろ調べて知ったのですが、準1級をもっていると、大…

清水真弓さんの著書はアメリカのリーディングメソッドに基づいている

メルマガなどでもずっと拝見していた清水真弓さんの英語子育て本「わが子を英語ができる子にする方法」が発売になり、早速読んでいました。まゆみさんの名前で検索すると九州大学のお医者さんなんですよね。事実かどうかはわかりませんが、そうとうに頭のい…

カナダ人の家庭教師の先生と英語保持

ようやく日本に帰国、これからは我が家はリーディングをしながら子どもたちの英語保持をしていくことになります。引越しの前後、私ひとりでしばらく娘のリーディングにつきあっていましたが、もはや私では頼りないことが多すぎて、娘はあれこれ直されると機…

リーディングのレベルをはかる1分テスト

お向かいに住んでいるママ友のノラさんは、小学校の先生をしています。 さっき、私たちが引っ越すのを知っていて、最後に遊びに来てくれました。ガイデッド・リーディングという難易度別小グループで、それぞれ違う本を読ませる活動をしているという話をして…

渡米後2年半でハリーポッターを読破したT君(1)

娘が仲良しのお友達、Mちゃん。彼女のお兄ちゃんのT君は、2年生の夏休み明けにアメリカに来て、4年生の春ごろには、ハリーポッター全巻を英語で読破していたそうです。ほとんどゼロの状態からのスタートだったかといえば、そういうわけでもなく、日本でも…

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リーディングの時間に何を読んでもいい!?

1年生のときと違い、2年生になってからは、もはやグループではなく個人個人で本を黙読、または音読している娘のクラス。他の学校にいる日本人の同級生のお友達に聞くと、「各自が読む時間にはARでレベルにあった本を選んで読んでいるみたい」といいます…

2年生にはリーディンググループがない!

娘の学校でもらってきた時間割を見てみると、Read aloud(音読)の時間と、Silent reading(黙読)の時間があります。で、そのときは、グループに分かれてやっているのかどうか娘によーく聞いてみたところ、グループではなく、各自で読んでいるといいました。…

1年生の担任の先生から借りていた本&アメリカの小学校の2年生の授業で読んでいる本

新学期が始まる前に、1年生のときにお世話になった担任の先生の教室を訪れました。去年と同じ教室に、同じような感じで本や机が並んでいて、なじみの光景です。ちなみに、教室には千冊以上は本があると思うのですが、それはおそらく先生の私物がほとんど。…

担任の先生おすすめのリーディングお助けサイト

先日のバックトゥスクールナイトでもらってきた"Read aloud and Vocabrary"の紙に、保護者向けのリーディング教育についてのサイトが載っていました。http://www.roadtoreadingsuccess.com/←工事中の模様http://www.trelease-on-reading.com/http://www.allw…

子どものための洋書、家に1000冊は「普通」

ひえーー。1000冊は普通だったのね…と今日つぶやいておりました。同じカリフォルニアで、おそらく車で2時間ぐらいの距離のところに住んでいらっしゃる、えいみーエリザベスさんの英語教育ブログが非常に勉強になるのでいつも読んでおりました。彼女のお…

バックトゥスクールナイトで、家庭でのリーディング活動にてこ入れ

先週の木曜日は娘の学校のバックトゥスクールナイトでした。新学期最初の保護者会です。日本と違うのは、夜にあって、子どもは連れて行ってやいけないこと。うちは夫に早く帰ってきてもらって子守してもらいましたが、両親そろって聞きにくる家もけっこうい…

ドクタースースの面白さは声に出さないとわからない

さっきテレビをつけたら、「ドクタースース」をやっていました。いつもテレビジャパンで「おかあさんといっしょ」を見ている時間だったので、気がつきませんでした。日本で「英語できるもん」を出したときの編集者が、「ドクタースースって、日本ではなぜか…

グループ全体の音読から、それぞれの黙読へ

キンダーガーテン(幼稚園年長)のときには、1クラスをグループ分けして、グループみんなで同じ本を手にとって、みんなで一緒に読んでいました。そのために、レベル1の本が10冊、レベル2の本も10冊、レベル3の本も10冊というように、同じ本が教室…

クラスサイズ削減は低学年で行うと効果的。それは授業がよくわかり、ふざけが減るから

日本にいったとき買っておいたアメリカの教育改革作者: アメリカ教育省,西村和雄,戸瀬信之出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2004/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るという本をめくっていたら、先日触れた「クラスサイズ削減プ…

英語で「スイミー」を読む

ゆうべ寝る前に、娘に、英語の「スイミー」を読んであげました。 日本の小学校で、7月にみんなで勉強した思い出のあるお話です。ずっと前に買っておいて、まったく出番がなかったのです。いつだか忘れたけれど、届いたときには難しすぎて、娘にはちょうどよ…

純粋に面白い本と、リーディングのために書かれた教材チックな本

いまのところ、新学期の2週目。まだ娘のリーディングの宿題は始まっていません。このすきになんとかみんなに少しでも追いつきたいというのが理想で、実際のところは、まあ、毎日1冊英語の本を読めればいいほうです。ミセス・ギャラントが、うちの娘にとい…

クリティカル・シンキングについての資料と私の大学院時代の批判的思考

クリティカル・シンキングについて説明してある日本語のブログ記事でいいなと思うものをみつけました。http://blog.alc.co.jp/blog/bozo/169312私自身は日本でもアメリカでクリティカル・シンキングを習ったことはありません。ただ、大学院に入って論文を読…

カルフォルニアで失われつつある公立小学校低学年の少人数クラス編成

ひとクラス20人ちょっと。娘が小学校に入って、その人数の少なさに驚きました。うちの娘だけじゃなくて、お友達の小学校も、みんな小学校3年生までは、ひとクラス20人ちょっとでした。子どもが多い時代に育ち、ひとクラス40人学級でずっと小学校も中…

クリティカル・シンキングとは何なのか

きのう、日本人の友達のMちゃんに電話したときのこと。Mちゃんは大学のESLに毎日通っています。ESLとは、外国人の留学生をおもに対象にしていて、英語ができないのをなんとかできるようにするクラスです。レベル別に9段階に分かれていて、新学期になっ…

アメリカでは小学校高学年から本格的に学ぶ、「5段落エッセイ」

いずれくわしくご紹介しようと思っているのですが、娘の日本人のお友達で、Tくんという5年生の男の子がいます。Tくんは、小学2年生のときにアメリカに来て、4年生のときに、ハリーポッターが英語で読めるようになりました。うちの娘は小学2年生になりま…

リーディングの力を伸ばすために図書館は最低限必要なインフラである

先日、小学1年生のAちゃんが週に20冊、図書館で借りている話を書きました。Aちゃんはお父さんはアメリカ人ですが、お母さんが日本人なので、日本語もかなり普通にしゃべれるし、うちの娘が通っている日本語補習校にも通っているので、日本語も、日本の小学校…

誕生からプリスクールまでの読書教育では何をすべき?

ゆうべは、2歳半の息子が9月から通うプリスクール(幼稚園)の説明会でした。そこでは事務的な説明が多かったのですが、資料のなかには、きっちりリーディング関係のものが入っていました。ひとつは、スカラスティック社の本のカタログ9月号。これは娘の小…

図書館で週に20冊かりて読む小学1年生

アメリカ人と結婚している日本人のお友達のS子さんに会いました。お嬢さんのAちゃんは、この秋から小学1年生。 最近英語の本をがんがん読んでいて、図書館に週に1度行き、20冊借りてはまた返しているそうです。2歳ぐらいのころから、毎日英語の本30分、…

本を読んだあとの質問には赤、黄色、緑の3種類がある

きのうのミセス・ギャラントと私のレッスンでは、ずっとここ1ヶ月ほど取り組んでいる "The black pearl"を読んでいました。The Black Pearl作者: Scott O'Dell出版社/メーカー: Yearling発売日: 1996/02/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見…

コンプリヘンションが問題だ!!

リーディングについていろいろ調べ始めるうちに、「コンプリヘンション」(comprehension)という言葉をやたらと聞くようになりました。理解、把握、会得、理解力、というような意味で使われます。英語が母国語でない子どもの多くは、コンプリヘンションが弱…

フルセンテンスで答える経験が文章力の核になる

元小学校の先生の私の家庭教師、ミセス・ギャラントと「うちの娘のリーディングをどうしたものか」と話していたときに、「フル・センテンスで答える練習が大事だ」という話になりました。そのあとちょうど、日本語補修校の宿題をやっているときに、 「わけを…