アメリカのリーディング・メソッド

音楽ライター山本美芽が、アメリカ在住の5年間に学んだリーディングメソッドについて綴ります。

難易度ぴったりの本を見つけるためのプログラム AR(Accelerated Reader)

ちょうどよい難易度の本を見つけるのは簡単なことではありません。
でも、ちょうどよい難易度の本さえ見つかれば、読書はすごく面白く、楽しいものになります。

そのために開発されているプログラムがAR(Accelerated Reader)です。

私の娘の学校では使っていないのですが、隣の市の小学校では、ARというパソコンソフトを本の理解度を確かめるために使っています。

リーディングの時間に本を読んだあと、パソコンでARのサイトを開いて、その本についてのクイズを解きます。これが正解ならば、意味がわかっている、不正解ならば、ちゃんと内容がわかっていないということになるのです。

この結果はオンラインで親も見ることができます。

声に出して読めても、けっきょくよく意味がわかってない、ということがよくあるので、理解度をはかるためのクイズなんですね。

このARシステム、非常に良いのですが、どうやら学校単位での販売のようです。クイズは本1冊あたり2.99ドルで売ってくれるといった方式なので、ちょっと割高。

まあARでクイズを買わなくても、何が書いてあったのか子供と話をして、それが合っているかどうか確かめればいいということですね。

個人で使うとすると、ブックファインダーで本を検索し、難易度を調べるのが参考になります。

ブックファインダー
http://www.arbookfind.com/

ARを売っているルネッサンス・ラーニング社のサイト
http://www.renlearn.com/ar/:titlehttp://www.renlearn.com/ar/