2006年に3歳の娘と一緒にアメリカに来て、はや4年あまり。*1アメリカに来たばかりのころ、英語がさっぱりわからない状態から、なんとか幼稚園に溶け込めるようになるまでの苦労話は
- 作者: 山本美芽
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/01
- メディア: 単行本
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*1:)) とりあえず娘は英語の学校に通うのに困らなくなり、私も生活では困らなくなった。娘はなんだかずいぶん英語が上手になり、私はどんどん差をつけられているような気がしていた。 いつも思っていたのは、現地の学校に通う日本人の子どもたちは、英語がどんどん上達して、うらやましいなあということだ。 私よりも2年ほど遅く、2年生でこっちに来たTくん。もちろん最初は苦労していたらしいけれど、4年生のときには、ハリーポッターが読めるようになっていたという。私なんて、いまだにハリーポッターは辞書をひきながらでないと、とても読む気がしない。 うちの娘も、幼稚園の年長からABCを習い始めて、小学校1年生になったころから文章を読めるようになり、1年生のあいだ毎日のように本を読み続けた。学校から、ブックバッグといって、16ページぐらいの薄っぺらい本を必ず持って帰ってくる。それを娘は必ず音読して、リーディングログという音読カードに本のタイトルを書き、ちゃんと読みましたということで親がサインしてあげなければいけない。 本人が読むのがかったるければ、親が読んであげるのでもいい。 とにかく、20分間やらなければならない。 毎日必ずリーディング。土日も必ずリーディング。旅行に行ってもリーディング。病気のときは・・・、熱が高ければさすがにやらないけれど、微熱でテレビを見られるときには、私が読み聞かせる。 まさにリーディングだけひたすらやっているような。2歳の息子は、私が毎日「リーディング」「リーディング」と繰り返しているので「にーにんぐする」といって本を持ってくるようになったほど。 それだけ毎日やると、読めるようになるものだ。1年生の冬休みには、友達が読んでいるジュニーBのシリーズが読みたいといってもって帰ってきていた。ジュニーBはかなり彼女には背伸びで、ひとりでは読めなかったけれど、春休みには、なんとかひとりでも読めるようになっていた。 ジュニーBのシリーズというのは、絵本ではない。内容は簡単し、イラストも入っているけれど、1ページに15−20行程度の字だけの本である。 そこで私は気がついた。もちろん、現地の学校に行って英語で6時間過ごしているのは大きい。でも、リーディングをやっているからこそ、現地校に通っている子達は、英語ができるようになるのだ。そして、リーディングをやらないで過ごしている駐在妻の私の英語は、子どもたちのような速さで進歩しなかったのだ。 アメリカのリーディングメソッドは、すごくシンプルで、誰でもやりやすく、よくできていると思う。日本では、こんなふうに読書をさせていないけれど、日本語の本も英語の本も、アメリカ式を取り入れて読ませたら、学力は飛躍的にあがると思う。 よって、このブログでは、私が娘と経験したアメリカのリーディングメソッドの実態をくわしく紹介するとともに、どういう考え方のもとでリーディングをやっているのか、紹介していきたいと思う。 ((